セガ サターン ATX電源を使ってみる


セガ サターン電源の4級塩コンデンサ問題ですが、もしも修復不可能なぐらいに基板の腐食が進んでいた場合を考えて、ATX電源が使えないか試してみます。

★注意★
電源の改造は故障、感電、発煙、発火などの事故のリスクがあります。
また、サターンは機種ごとに電源の仕様が異なるだけでなく、同一機種でも種類が異なる電源が使われています。
良い子は絶対に真似をしないでください。

サターンに必要な電源電圧は9V、5V、3.3Vとなっています。
5Vと3.3VはATX電源から取り出すことはできますが、9Vはありません。
そこで、三端子レギュレータで12Vを9Vに変換します。

使った三端子レギュレータは NJM7809 (9V 1.5A)です。
秋月電子さんで簡単に手に入ります。
サターンの各電圧の容量は 9V 0.3A、5V 2A、3.3V 0.6A なので、余裕で電流をカバーできます。
というか、そもそも9Vって何に使っているんでしょうか。

リファレンス通りにレギュレータ回路を組みましたが、0.33μFのコンデンサが無かったので0.47μFで代用しました。
サターンに装着する前に、念のため電源電圧を確認しましたが、問題なく9V出ていました。
5V、3.3Vも結線ミスがないか確認するために確認しましたが、問題ありませんでした。
それでは動作確認です。

今回はあくまで実験なので、仮接続および仮収納です。
本来ならば、電源スイッチとATXのソフトSWを連動する必要があります。

さて、どうでしょうか...。

問題なく動作しました。
まあ、当然ですね。
むしろ素人が修理した電源基板よりも、素直にATX電源を使った方が安全かつ安定するのではないでしょうか。

サクラ大戦 OK
バーチャロン OK
セガラリー OK
松方弘樹のワールドフィッシング OK

ワールドフィッシングはスーファミ版が意外に面白かったので買ってみました(50円で)。
ただ、水着のおねーちゃんと松方サンの動画が延々と繰り返し流れ続けるので、結構苦痛です。


















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