ジャンクのセガサターンを買ってみた 2nd


サターンって「セガサターン」だったんですね。
「サターン」だとありふれた名称で商標として認められないので、無理やり頭に「セガ」を付けて商標化したようです。

ということで、またジャンクのサターンを買ってみました。
今回は初代のHST-3200です。
筐体黄ばみで他の個体よりは安かったのですが、1000円以上出してしまいました。
まあ例のごとく動かないと思いますが、ピックアップレンズユニットの予備が1つあるので、もしもの時は何とかなるでしょう。

それでは動作確認です。
...
普通に動くしーーーーーーーーーーーーー!

やはり1000円以上出したからでしょうか、何の異常もなく動作しました。
ディスクの読み込みも速く、リトライしているような素振りも見せません。

これじゃネタにならない。
いや、きっと電源コンデンサは漏れ漏れだろうと中を開けてみます。

初代って二代目と違って変わった配置になっていますね。
筐体上に電源ユニットが取り付けられています。
外すのに手間取りました。

電源ユニットはVOLTEK 34288-4です。
三段返し!ピカチュウ?いやフェザーン自治領主補佐官ですか。

使われているコンデンサは...

全弾KMEかよーーーーーーーーーーーーーーー!

[一次]
C102 ??? 200V 120μF
[二次]
C208 KME 10V 2200μF
C206 KME 10V 2200μF
C209 KME 10V 2200μF
C210 KME 16V 330μF
C207 KME 16V 330μF
C202 KME 16V 2200μF
C203 KME 16V 330μF
C106 KME (確認漏れ)

両極性?いや、当時のKMEって今でいうところのKMGです。
ニッケミって再編されてて、コンデンサの名称も整理しているようです。
しかし全弾KMEとは...
普通はクリティカルなところは高いコンデンサ、どうでもいいところは安いコンデンサのちゃんぽんにするのですが...。
ということで、4級塩ではありませんし、漏れや懐妊の様子は見られないようなのでコンデンサの交換は不要です。

初代って一番古いので敬遠されがちですが、レトロゲーム機やレトロパソコンって実は初代が狙い目だったりします。
X68000にしても、スーファミにしても、プレステにしても初代が一番コストが掛かっていて、一番安定し、壊れにくいようです。
二代目からコスト削減で不安定&壊れやすくなり、三代目以降は互換性問題が発生して動作しないソフトが出てくる。
こんなパターンでしょうか。

ただ、気に入らないのは基板周りの[M]マークコンデンサ。
これは松下のコンデンサなのですが、松下って価格が他社に比べて異様に安いんですよね。
ドライブの負担を考えて電源にはコストを掛けた半面、基板周りのコンデンサはコストを抑えたのでしょうか。
まあ別に容量抜けして不安定とかではないので、交換はしませんが。

以上、完全動作のサターンが3台になってしまいました。
サターンには特に想い入れはないのですが、何故かどんどん増えていきます。






















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