セガサターン アナログRGBで表示する(SCART ⇒ VGA)


サターンの映像ケーブルの手持ちがコンポジット1本しかありません。
そこで、ハードオフに行ってジャンクの映像ケーブルを漁ったのですが、

スーファミ(N64)、スーファミ、プレステ、スーファミ、プレステ、プレステ、スーファミ ...

と、サターンのケーブルが全く見つかりません。
かといって、新品を買うのはもったいないので、アナログRGBで映してみることにします。

まずはコネクタです。
サターンはmini-DIN 10ピンなのですが、全く流通していません。
代わりにサターン用SCARTケーブルが送料を入れても500円ぐらいだったので、メスコネクタと一緒に買いました。
でも、このケーブルにはmini-DIN 10ピンコネクタが使われているんですよね。
これは一体どこから...?

SCARTだと同期信号がC-Syncなので、例によってLM1881Nで同期分離します。
ところが、現在日本国内にはLM1881Nが流通していません。
見つかったとしても、以前では考えられないほどのプレミア価格です。
何故?と思ったら、秋月電子さんのサイトに理由が書いてありました。

「国内に無いなら海外で買えばいいじゃない、オーーーーーーーーーッホホホホホホ!」

ということで、10個ほど取り寄せてみました。

筐体は電池ボックスだと高さが足りないのでSW-65を使います。
値段が高いだけあって丈夫で、かつ加工もし易かったです。

あとはコネクタにケーブルを繋いでいくだけです。
ところがサターンにはC-Sync信号はありません。
仕方がないので、コンポジット信号をC-Sync代わりに繋ぎました。

音声ケーブルはラインケーブルの余りがなかったので、イヤホンをカットして代用しました。
元々イヤホンは使わない上、現在はBluetoothが主流なので有線イヤホンなんて使いません。
廃品利用です。

それでは動作確認です。
あっさり映りました。
画質ですが、元々アンチエイリアスがかかっているのでコンポジットと違いは判りませんね。

最後に筐体に収めて、ラベルを貼って完成です。

LM1881Nを使った同期回路だと昔のブラウン管やパチンコ液晶じゃないと映らないらしいのですが、三菱LCD-H20MX75は化け物テレビなので映ってしまいます。
おそらく、RDTだと映らないと思います。


★注意★

サターン純正のRGB21ピンケーブルがありますが、今回使用したのは欧州で出回っているSCARTケーブルです。
作業前にテスタで導通チェックしたのですが、間違いなくSCARTでした。
RGB21ピンとSCARTではピンアサインが全く異なるため、日本のRGB21ピン対応のディスプレイ/テレビではSCARTケーブルを直接繋げないでください。
最悪の場合、機器が壊れます。














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