プロコンの偽物の見分け方ですが、方法はただ1つしかありません。
それは、コントローラーの更新を行うことです。
(ただし、これもその気になれば回避できてしまいますが)
世間で言われている他の見分け方ですが、残念ながら既に対策されているようです。
・右スティックを下に入れても「THX2 ALLGAMEFANS!」がない
今の偽物はあります。
・「THX2 ALLGAMEFANS!」が間違っている、フォントが異なる
今の偽物はピクセル風になっています(少しドットが横に長い)
・重さがちがう(偽物は軽い)
本物は247~248gですが(手垢などで多少変動する)、今の偽物はわざわざニクロム板とゴム片を付けて重さを調整していました。
・SWITCHのロゴがない
Aliexpressで普通に売っているパチモンですね。
サードパーティと銘打っているので、これは偽ブランドを取り締まる商標権侵害ではなく意匠権侵害にあたります。
【追記】
・SWITCHのロゴが左(または右)に寄っている
"SWITCH"の"H"がHomeボタンの屋根に届いていない偽物があるようですが、ウチの偽物は逆に"S"がキャプチャボタンと離れています。
本物は"S"の左端が丁度キャプチャボタンの○の右端ぐらいにあります。
この他、気づいた点について列挙します。
・SWITCHロゴが薄い
上記のサードパーティ品に後からスプレーで吹きかけたような感じがします。
・裏面のNintendoロゴの彫りが浅い
本物は彫りが深いようです。
・LEDが暗い
最初に気付いた違和感がコレでした。
充電した際、LEDが暗いので壊れているのかと思いました。
・基板裏にNFCを証明する「総務省指定」ロゴがない
NFCはWiFiの技適ほどの拘束力はありませんので無くても違法にはなりません。
おそらく、勝手に偽装しても大した罪にならないでしょう。
【追記】
・SWITCHのロゴが小さい
あくまで本物と比べることができる前提ですが、ノギスで測ると偽物はジョイコンの絵がほんの0.2~0.3mmほど小さいことが判明しました。
確かに2つを見比べると、偽物は何となく小さいと感じます。
ロゴが右や左に寄っているのは、これが原因なんでしょうね。
以上、現状で確実に偽物を見分ける手段はコントローラーの更新しかありません。
ですからプロコンを買ったらまず、コントローラーの更新を実施しましょう。
買ってすぐならば、返品・交換・クレームの対処してくれるでしょう。
最悪なのは2年以上使ってから不調になり、任天堂に修理を出して偽物と気付くパターン。
こうなると販売店としても決算を跨いでいるので損金処理も難しいでしょうし、本当にその店で買ったのか証明が難しくなります。
考えようによっては、2年以上全く気が付かないほどに偽物は本物の要件を満たしているということになるのですが。
さて、最後にコントローラーの更新を回避する究極の偽物について説明します。
それは...
ということで、実際にやってみましょう。
偽物のモンハンライズエディションとジャンクで買ったプロコン(更新可、左スティック交換時に基板が純正であることを確認)を入れ替えてみます。
・フロントの交換だけではグリップがうまく入らなかったので、バック側も交換する必要があります。
・L/Rボタンはそのまま使えました。
・振動パックもそのまま入りました(両面テープで貼ってあるだけ)
・ボタンの位置もピッチもネジ穴の位置も全く同じでした(筐体のCADデータが流出している?)
はい、完成!
コントローラーの更新もできます。
こうなると、もはや誰も見抜けません。
重さもはい、この通り!
235g...
あれ?偽物より軽くなってる。
これ、筐体が本物より軽いんですね。
基板本体は本物とほぼ同じ重さのようです。
このうち2台が本物、2台がニコイチです。
このニコイチを売ると詐欺罪、刑事罰、警察案件になりますが、自分で使う分には違法にならないので大丈夫です。