カンサスシティスタンダード USBメモリのwavファイルをCMT読み込みする


PC-6001/PC-8001でUSBメモリからwavファイルの読み込みを行いましたが、今度はカンサスシティスタンダードフォーマット全般のCMTに対応してみます。

まずは、PC-8801、FM-7でwavファイルのCMT読み込みを行ってみました。
しかし、どれだけデータレコーダーのレベル調整してもエラー発生、読み込みスルー、プログラム化けして全くうまくいきません。
マイコン側のプログラムを修正しても、かえってPC-6001/PC-8001でも読まなくなってしまうだけです。

そこでSaveしたwavファイルの波形を分析してみたところ、HighとLowの間隔がPC-6001に比べてばらつきがあることが判りました。
ということで、wavファイルがどうこう以前にPC-8801本体側のCMT出力が腐っているという結論です。
PC-6001はNECのテレビ事業部、PC-8801は半導体部門が開発したそうなので回路設計の技術差が出たのでしょう。
案外、家電の設計者のほうがシンプルで綺麗な回路を作りますからね。

とはいっても今更PC-8801を改造してSaveし直すということは面倒なので、回避策としてwavファイル側の波形を成型することにしました。
これにより機種に関係なく、カンサスシティフォーマットのwavファイルが読み込めます。

※読み込みwavファイルの仕様は以下の通りです
・サンプリングレート 48000Hz
・8ビット モノラル
・最大ファイル長は64
・ファイル名に漢字、ひらかな、カタカナ、全角アルファベットは使用不可



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