PC-6001が2台以上あるものの、拡張ROM/RAM PC-6006は当時の1つしか持っていません。
今更プレミア価格(ほどではないのですが)で手に入れるのはくやしいので自作します。
といっても仕様が判りませんので諸先輩方の力を借ります。
P6つくろうブログ
PC6001用拡張RAM
21世紀にもなってTTLを使うのはつらいので、まずはCMOSでできないかやってみます。
双方向ピンなのでプルアップされているはずだし、負極性なのでCMOSでもいけるんじゃないかと思ったので。
ところがやってみてびっくり。
プルアップ電圧が2.5Vしかありませんでした。
まあ、TTLですしね。
追加で総数28本ものピンを+5Vでプルアップしたのですが、モード2の変な画面が出るだけで拡張RAMとして認識しなかったので失敗です。
一旦諦めて、正直にTTLでやってみました。
ただ、今はTTLのICなんて手に入りにくいので、いつものようにAliexpressからの輸入です。
しかも、最近は円安で金額的に輸入するのが苦しくなってきました。
更に問題が発生。
拡張スロットの基板が入手困難です。
もちろんMSX用が出回っているのですが、高価なのでユニバーサル基板を削って代用しました。
物理的に24×2しか使えませんが、最右端は-12V/-5Vなので使いませんし、負電圧とのショート防止にもなります。
基板さえ何とかなれば、あとはソケットを付けて配線を引き回すだけです。
それほど工数はかからないので平日でもできる作業でした。
さて、認識するかな...。
駄目だ~。
ページ4にするとやっぱりエラーになる。
認識していない。
なんでじゃー
どうしてじゃー
もう一回ピンアサインを見直し。
あー、1か所上下ピン間違い発見。
これでどうかな...。
認識しました。
手持ちのPC-6006拡張ROM/RAM同様、32KBとなりました。
それでは動作確認です。
PC-6001で最もメモリを消費するゲームといえば...AX-5 クエストでしょう。
さてどうかな...。
読み込めました!
もちろんゲームもできます。
人生最初にプレイした3D迷路がこんなにグリグリ滑らかに回転するものですから、以後登場するRPGのピコピコ3D迷路にガッカリしました。
他にもタイニーゼビウスがプレイできたので大丈夫でしょう。
これまで拡張スロットにPC-6006以外を差すことはなかったので、このまま完全内蔵すればいいですね。
これで完成です。
諸先輩方、ありがとうございました。