富士通 FM TOWNS 電源のコンデンサを交換 2台目


FM TOWNS を手に入れたらまず最初やるべきこと、それは電源のコンデンサの交換です。
X68000やPC-9801末期~PC-9821初期の電源と同様に、FM TOWNSの電源には恐怖の4級塩うんコンデンサが使われており、間違いなく液漏れしているので交換が必要です。



それでは交換します。
FM TOWNSの分解にはもう慣れました。
サクッとバラせます。



電源部を取り出しました。
それほど腐食はしていません。





型番は 3EA00A932 です。



外したコンデンサと新しいコンデンサです。



C12 50V 47μF ELNA RS? 低インピーダンス 4級塩
C52 25V 560μF HFE
C54 25V 220μF HFE
C55 25V 220μF HFE
C57 10V 2200μF PL 低インピーダンス 4級塩
C58 10V 820μF HFE
C60 50V 220μF HFE
C70 25V 22μF SXE 低インピーダンス 4級塩
C74 25V 22μF SXE 低インピーダンス 4級塩
C75 25V 22μF SXE 低インピーダンス 4級塩
C80 50V 1μF VS

★要実機確認

当時の低インピーダンス品は今の標準品ぐらいのインピーダンス値しかないので、新しいコンデンサは標準品でいいのではないか、という意見もあります。
確かにその通りかもしれません。
ただ、もう買ってしまったので、このまま現代の低インピーダンス品を使います。



お気に入りは、せんごくネット通販で売っている東信工業の UTWRZ です。
安いし、極端にインピーダンス値も低くないため、
電源周りのスイッチング用コンデンサで標準品か低インピーダンス品か分からないようなところは、これで誤魔化しています。

写真では分かりにくいのですが、やっぱりコンデンサが大量に液漏れしていました。
腐食していないことから、最近漏れたみたいですね。
長期間放置 ⇒ 出荷前動作確認 ⇒ 一気に液漏れ
といったところでしょうか。

でも、これなら綺麗にふき取れば大丈夫です。
ということで無事完了し、動作もしました。



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