FDD Panasonic JU-256 にReady/Disk Change切替スイッチを付ける


FM TOWNSのFDDを流用したのでもはや不要になったのですが、MSX2で使うためにPanasonic JU-256を手に入れたまま放置していました。
JU-256はReady信号出力に対応しており、初期のモデルでは基板裏にReady/Disk Change切替のスイッチが付いていました。

ところがPCが主流になるにつれてこのスイッチが無くなり、中期~後期モデルは基板裏にただ穴が開いているだけで、Disk Change信号しか出せません。
ただ、JU-256にReady信号出力機能自体は残っているので、基板パターンをショートするこどでReady信号出力が可能になります。
そこで基板ショート箇所にスイッチを取り付け、初期モデルのようにReady/Disk Change切替できるようにしてみます。

JU-256A216Pは以前行ったMSX2での動作検証の際、0Ωチップを除去してRYをショートした改造を行っているので、そのままスイッチにつなぐ配線を取り付けました。
JU-256A046PCはまだ無改造なので、一手間必要です。
RY横のの青いレジストをサンドペーパーで削ります。
銅パターンが出てきたらそこにスイッチに繋ぐ配線を半田付けしますが、他のところを削ってしまった場合はレジストを塗って補修します。
気を付けなければいけないのが、ちょっとした刺激で配線が基板パターンごと剥落してしまうので、半田付け後はグルーなどで固定します。

切替スイッチをどこか操作し易い場所に取り付けて、改造完了です。
最後に、このFDDが誰かの手に渡ってしまった時のことを考えて、基板裏にReady/DiskChange切替スイッチであることを明記したラベルを貼り付けておきます。

それでは動作確認です。
...動かない。
そうか、PC用のFDDってディスク1でしたね。
基板上にドライブセレクトを変えるパターンがあるらしいのですが、そのためには基板を外さなければならないので今回は止めておきます。

代わりにフォーマットコマンドを実行して正常終了を確認しました。
うまくReady信号が出ているようです。























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