X68000 内蔵電池の交換とFDDのグリスアップ


X68000 ACEの内蔵電池の交換とFDDのグリスアップを行います。
分解方法は諸先輩方が公開していますので、事前に予習しておきました。
結構手こずるかと思ったのですが、あっさり下基板を取り出せました。
電解コンデンサも変えたいところですが、あまりに大量にあるので今回は見送りました。
特に液漏れや妊娠もありませんので、大丈夫でしょう。

それでは内蔵電池を交換します。
GS GB50H-3 ニッカド電池が使われていますので、新品もニッカド電池を使います。
Amazonで購入しました(現在入手不可、ニッケル水素にNi-Cdのラベルを貼った偽電池しか出回っていません)。
2次電池は充電特性の関係上、同じ種類を使わなければいけません。
ニッケル水素2次電池やリチウム(ポリマー/イオン)2次電池は絶対に使ってはいけません。
使うと発火、爆裂、炎上します。 実際、「大丈夫、大丈夫」といってニッケル水素やリチウムポリマーを使っために、爆裂事故や火事になった方がいます。

内蔵電池の交換は正味15分ほどの作業でした。

お次はFDDのグリスアップです。
FDDを取り出します。
FDDを取り出す際は「急がば回れ」、なるべく他の部品も外しておきます。

ドリルアームや可動スプリング部、ギアなどにグリスを塗ります。
また、ヘッドもアルコールで拭きます。
やっぱりドライブ#0に黒いグリスの塊が付着していました。

左がドライブ#0、右がドライブ#1です。
いかに、ドライブ#0が汚れていたかわかりますね。

組み立て後、動作確認します。
無事起動しました。

古い電池はカドミウムが含まれているので、適正な所で処分しなければいけません。
しばらく様子を見て、完全に直っているようなら処理業者を探して送ることにします。

一日仕事になる覚悟でしたが、1時間ちょいで終わりました。
メインボードまで手を出さないのであれば、FM TOWNSやPC-9801よりも楽だと思います。


























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