フ、フロッピーディスクが… カビたー!


なんだか富井副部長のお弁当に入っていた梅干しみたいな言い方ですが…。
ええ、とうとうカビちゃいましたよ、5インチ フロッピーディスク。
X68000動作検証用の水滸伝ですが、先月までは動作していたのに久しぶりに起動してみたら、CRCエラーで全く起動しなくなりました。
何度やってもダメです。

そこでフロッピーディスクの読み込み部を見てみると...
カビるんるん発見!
先月まで動作したということは、明らかに私の部屋の環境げ原因ですね。
確かに、ここ最近は台風が連発してて、部屋に入るとジメっとしている時はありました。
元々調子の悪いディスクでしたし他のディスクは大丈夫だったので、既に感染していたカビが成長したのだと思います。

PC-8801の貴重なフロッピーディスクは、押入れの中で水とりぞおさんと乾燥剤で対策しているのですが、まさか使用中のディスクがカビるとは思いませんでした。
ということで、ぞおさん追加購入。

で、問題のカビですが、エタノールで除去できるということで、やってみました。
購入したのはコレです。
え、無水エタノールじゃないの?と思われる方もいるかもしれませんが、あえて4:1比の消毒用を使います。

無水アルコールはあくまで工業用途の脱脂用で、メディアに対する攻撃性も半端なく高いです。
一方、消毒用アルコールは水分があることによりカビや細菌内部に浸透して滅菌できるそうです。
また、メディアも元々が水をはじく性質なので、消毒用アルコールならメディアへの攻撃も緩和されます。
お医者様はもちろん、マツイ棒を持った奥様方の間でも、無水エタノールでカビや菌を除去できないことは常識です。
逆に、脱脂目的の場合に消毒用を使ってしまうと油脂が分離して白くなってしまうため、無水アルコールを使わなければなりません。
要は適材適所です。

綿棒に消毒液を染み込ませ、塗るというより乗せる感じでカビを消毒液に浸します。
2~3分ほど放置したら、こすらないように気をつけながら消毒液を拭きます。
拭き取らないと分解したカビの成分が残ってしまい、ヘッドを痛めたり、再びカビの原因になるそうです。
シミがまだ残っているようなら、何度か繰り返します。

十分に乾いたら動作テストを行いますが、見た目は乾いていても、ミクロレベルではまだ水分が残っている可能性もありますから、本当に十分に乾かしてください。

無事動作するようになりました。

【追記】
かれこれ3~5年経ちましたが、メディアもドライブも生きています。














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